家庭教師をしているためマンツーマンで話をしますが、気を許してくれると色々と話す機会が増えます。
特に多いのがストレスや不満といった内容です。吐口がないのは子供の方が辛いかもしれませんね。
中高生のストレスは人間関係がほとんど
中高生のストレス、一番は人間関係からくるものと断言できそうです。
実際に私もそうでした。特に日本の場合は同調圧力がとても強い影響力を持っているように感じます。集団の中での自分のポジションや、どのように振る舞えば良いかわからず能面のようになってしまう子も見かけます。
また原因がとても小さなことであったり、逆にこれといった原因がなくても誰かをターゲットにして集団から弾くことで安心感を得ることも多いようです。
こちらの本ではフィクションですが、実際によく聞く話をまとめたもののように思いました。
読書感想文にはおすすめの一冊です。
そのようになぜ誰か一人を弾くような行動をとるかというと本能的な生存戦略を皆がとっているからでしょう。
また、最近では喧嘩をすることを極端に避ける子が多い様子です。
ちょっと前までなら「雨ふって地固まる」でしたが、そもそも雨も降らせないという印象です。
つまり誰かと本音でぶつかることも後を振り返る機会もないまま、同調する姿勢がついてしまっているので、自分の気持ちを言えないまま大人になってしまっている傾向もあります。
おそらく怒られたら自信がなくなって2度と立ち直れないのではないか?というお子さんが多い気もしますが、こういったことが挙げられます。
人と向き合う経験が乏しいとも言えますね。
なのでいろんなことを気にしてストレスになってしまうということが多いです。
勉強もストレスになる?
勉強のストレスは自分が身を置いている環境によって影響度が大きく変わります。私立の一貫校ですと、親御さん自身が高学歴の方が多いので、どうしても子供との比較対象が自分の経験になってしまうことが多いです。
勉強でのストレスは比べられることがまず第一にあります。
また選択肢が先細りするような指導方針をする学校もあるので、環境要因が大きく影響していますね。
学校の先生でもテストの点数を注視して、大学に行くことだけを前提に話を進める方が多いかと思います。
みんながみんな先生や教育職に就くわけではないので、教えるだけでは世の中発展していけませんね。
作り手がいたり、モノやサービスの売り手がたくさん活発に動いて世の中は活性化します。
なので勉強だけが全てではないのですが、勉強以外の経験が乏しい大人が周りにいるとその価値観が染み付いてしまいますね。
テストや入試は点数を追い求める世界なので、自分の最終目標の延長にそれがあるかどうかは考えておきたいですね。
その他のストレスは枯渇
たくさんモノで溢れている時代ですが、孤独感を抱える若い人は増えているようです。
誰かと一緒にいたいというよりも、自分が必要とされたい、そう実感したい、自己肯定感が欲しいということをふと思ったことがある人は多いのではないでしょうか。
これも人間関係といえますが、枯渇というのは色々な要素があると考えます。
- 時間
- モノ
- 感情
これ以外にもあるかもしれません。時間は勉強や部活に追われて精神的に整える時間もない、寝ること以外何もしていられない・・・ゆっくりした時間が欲しい。ということを考えている生徒さんも過去にはいました。オーバーワークですね。
またモノの枯渇はこれも人と比べる場合や家が経済的に貧しい場合に、それを実感してストレスに変わることもあります。
そして感情の枯渇というのは上記のオーバーワークや、感情の痛みに鈍感なふりをしたり、自分と向き合うことを蔑ろにした結果、何を考えているのか全くわからないということもあります。ストレスではありますが、自分が認知している範囲で感情が伴わないと感じるストレスです。
こういった場合は感情よりも先に体調に影響が出始めます。
ストレス体験談
私自身のストレス話をすると、高校時代があまりいい思い出がありませんでした。環境が自分と合わなかったのですね。
プライドの高い街と県外の方からはよく言われていました、また大したことないのにプライドだけはあるとも皮肉を言われるような街だったので、そういった雰囲気の学校とは入った後に気づいたのです。
全員がそうではないのですが、無根拠なプライドを持っている人が多かったので、マウント合戦を繰り広げている状態でしたね。
また高圧的な指導方針の学校だったのもあるので、ずっと在学中ストレスで尿検査では全部引っかかってました。ストレスを感じると胃痛や腹痛、頭痛に眩暈だけではないのです。
尿検査でタンパクが降りてしまうのもストレスの一種です。
中学ではそんなことがなかったのでびっくりしました。
また前まで家庭教師で指導していた子の話ですが、私立の新学校に通っていて、勉強の結果がなかなか振るわなかったためにストレスで毎日漢方薬を飲んで登校していると話していました。
身体を壊すほどの教育にどんな意味があるのかな、とも思います。
多少の理不尽には耐性がついた方がいいのでしょうが、経験が今後の糧になる類のストレスとそうでないストレスとあります。
それがわかる大人が周りにいるといいのにな、といつも感じていました。
ちなみにストレスのパターンはまだあり、喉が息苦しい場合もあります。横隔膜がガチガチに固くなってしまいます。呼吸がしにくかったら横隔膜を触って確認してみてください。とても固くなっているかもしれません。
ストレスが溜まってしまったらどうするか?
- 誰かに言う
- ノートにストレスやモヤモヤを書く
- 電子機器のない空間に1時間ほどぼーっとする
- ヨガなどストレッチ
- 太陽光を浴びる
- ひたすら寝る
- ハーブティーや白湯を飲む
- 読書をする
色々あります。人に伝えるのは効果的です。ただ愚痴やマイナスの感情を与えるのは相手にとってもストレスなので無償で行うことは難しい場合がほとんどです。そのためそれ専用のサービスを利用してみるのがいいでしょう。

占いではなく、カウンセリング系の人を選んでくださいね。
また感情のコントロールがうまくできない時、さまざまな情報と感情が頭の中で交錯して、気持ちが整理できないこともあります。その場合は読書をして脳のキャパシティを本の内容だけに集中させる、意識を向けることでストレスが軽減することもあります。
AmazonAudibleであれば聞き放題ですし、聞いた情報が役に立つ機会が来ることがあります。ストレスも緩和できるので一石二鳥ですね。
また最後のハーブティーを飲むと言うのは私がよくやっていることです。効き目は人それぞれですし、何も変化がなかったと言う人も言うでしょう。プラシーボ効果であっても良いと思います。
感情のデトックスをするつもりで飲んでます。また内臓が冷えるのもよくないと聞きます。なので朝と夜に白湯を飲むようにしていますね。
テスト時期や入試時期はストレスが溜まりやすいですし、冬は特に体調にも影響が出やすくなります。
一度方の力を抜くことをおすすめします。