数検準2級について、3級は中学生の内容のみでしたが、数検の準2級となると高校1年生の範囲も含まれます。
今回はこの数検準2級がどの程度数学の問題が解くことができれば合格できるか解説します。
数検準2級の内容と合格
そもそも数検は数学検定の略称です。こちらのサイトに詳細があります。
数学の基礎的な部分や応用問題が出てきますが、難易度としてまだ準2級までは難しくない印象の内容となっています。
数検の内容では一次試験と二次試験に分かれており、
- 一次試験では50分 15問 正答数70%合格
- 二次試験では90分 10問 正答数60%合格
このようになっています。
それぞれの問題数からすると、一次試験では11問、二次試験では6問正解すれば合格ということになります。また一次試験の問題では中学3年のちょっとだけ応用問題が出てきます。終盤の問題となると高校1年で習う基本事項が出てくるようです。
高校生の内容としては二次関数のグラフや不等式、そして余弦定理などです。確率の問題や集合の問題も出てきます。
ですがそこまで難しい印象もないので専用の問題集を解いておけば解けるような印象です。
二次関数や不等式など、また因数分解の発展問題については公立の高校の多くは高校1年になってから習う内容ですが、私立の中高一貫高校であると高校入試がないのと進度が早い傾向にあるので中3の内容で一部の高校数学を習うことになります。
時期としては中学3年生の1月以降の印象です。
なので公立学校に通う中学3年生よりも進捗が早い分、数検の準備も余裕を持って取り組めるということになります。このあたりは先取り学習をやっている子ほど有利になりますね。
また数検準2級では高校1年程度の問題が50%、中学3年の問題が40%、そして特有問題が10%出る内容構成となっています。
特有問題については主に思考力を問うような問題です。条件から求められる最適解を見つける実験的思考力を問う問題となっています。
なかなか面白いのですが、苦手な子は苦手かも知れません。
合格するために必要なのは基礎力と多少の応用問題への理解です。
難易度としては数学が70点以上いつもテストでとっている子であればしっかりと数検向けに対応しておけば取れるような内容です。
勉強方法としては、こちらのオンライン学習アプリであれば数検の2級までサポートされています。
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また問題集を購入して進める場合にはこちらのように専門書を購入することをおすすめします。傾向が掴みやすくなります。けれどももう既に高校生で、数検の試験に出る範囲は学び終えているという人は応用問題を解けるレベルにまでなっているならそのまま受験しても良いでしょう。
問題集を買わない場合は数検のサイトが紹介していますがコンビニプリントで1回分の過去問を500円で印刷できます。
詳しくは公式サイトで確認してみてください。
数検をとるメリット
- 自信がつく
- 力量がわかる
- 高校など学校の入試優遇制度に使用されている
- 準1級以上となると大学入試の優遇にも活用できる
数検の資格を持っておくと特に大学入試での推薦入学の時にPR資料となります。
数字に強いことは証明できるので有利に働くかも知れません。
特に昨今の大学入試の変化より推薦入試、AO入試に流れる生徒さんが急増しています。
もし推薦を受けるとしてもある程度の学力水準にあることの証明は避けられないので、(面接では人柄云々もあるが、口頭試問があるため)なるべく有利となるような資格をとっておくと良いと思います。
部活やボランティア活動を頑張った、というだけでは他の受験生と差別化ができないので、そういった活動を通して何を得たかが重要ともなります。
なのでもしPR材料に検定を利用するのであれば「言われたから取ってみた」ではなく、「自分で決めて取った」と面接で伝えることが重要です。
聞かれたらの話ですけどね。
数検を取った後はどうするか
- 次の級に目指して頑張る
- ビジネス数検を受ける
昨今は論理的思考があるかどうかも問われていますね。
ビジネス数検では仕事で使うグラフ知識やマーケティングに関する内容も出てきます。これは取っておくと仕事上で有利に運ぶでしょう。
特に文系の学生さんであっても、もはや数学は避けては通ることができない分野となっていると思います。
後は高卒認定試験を受ける予定の人にもおすすめの腕試しとなっています。
どの程度実力があるか分かれば、検定を受ける当日も自信がおきます。
なので安心して高卒認定試験を受けることにも繋がりますね。
まとめ:腕試しに数検は最適
このように数学検定はとても重視されている検定の一つです。
受験がない中高一貫校であると中弛みも起きやすいので今一度実力試しとして受けてみることをおすすめします。
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