中学の途中から塾に通わなくなりました。塾を継続しても成績の向上がないからと親に言われたのを覚えています。
またさらに経済的に家庭教師や塾の利用ができなくなってしまったので。やむを得ず高校の時はOBOGが学校に寄付した問題集をかき集めたり、学校配布の問題集をボロボロになるまで何周も解き直した経験があります。
けれども今は情報社会なのでうまくやれば中学〜高校までの学び直しがコスパよくできてしまいます。
そんな方法を今回はご紹介します。
1. 無料の学び直し:インプット学習からスタート
まずは基礎的な内容のおさらいを始めます。
とてもわかりやすくまとめられています。
トライの動画授業
https://www.try-it.jp/c/mathematics/questions/
↑こちらも教科書のごとく分野ごとにページがあるので使いやすいと思います。
さらに問題もセットでついているので、インプットした後のアウトプット学習に使えます。
学校の教科書も利用する
反転学習の要領になりますが、動画教材で一通りインプットできた後に教科書を各分野該当ページを読んでみます。教科書はコンパクトにまとめられている分、読み返してみると「ここの部分は何を言っているのか?」とわからないことがあります。
その場合は付箋を用意します。
付箋で該当ページに印をつけておくと良いです。
また正方形の付箋など大きめの付箋を用意しておくと具体的なわからないポイントを自分でメモして貼っておくことが可能です。
インプット学習での注意点としては、動画教材などをみるときに必ず大きな画面で表示することがポイントです。
出ないとスマホでは見にくいのと、小さな画面に集中することに体力や集中力を消耗してしまいますので、なるべくタブレット端末やPCなどを利用することをお勧めします。
100均のでも付箋は良いのでは?と思われるかと思いますが、一応説明すると粘着力の問題と考えておいてください。
カバンの中で教材同士がかさばって、付箋が取れて底の方でぐしゃぐしゃのゴミになっているということもあったりします。なので剥がれ落ちにくいということでです。
2.アウトプット学習への移行
先ほどの中学数学の要点集から問題を解いていきます。解説もページ下部か右上のボタンで小さく解説のpdfが添付されているのでそちらを参考にしましょう。
問題集を繰り返し解く
学校の問題集、あるいは教科書の章末問題など解答がセットでついてあるものを解いていきます。
基本的には基礎問題を中心に解いて、応用問題は基礎が定着しない状態では解かなくて構いません。
基礎の部分を全分野7割以上できていれば2周目に解くときに応用+基礎の形で確認をしていきます。応用問題が解けない理由としては下記のようで、
- 基礎の定着が一部不十分である
- 多面的なものの見方がまだ不十分
- 基礎で培った内容が相互に関連していない
これらが当てはまります。
基礎部分はいわばレゴブロックで言うとパーツです。
パーツを組み合わせて作品ができるように応用問題はその分野の集大成と言えるでしょう。
応用問題については先のリンクにも含まれますが、中学数学ではこちらもあります。
こちらにも問題があるので、中学数学要点ができたらこちらにもトライしてみましょう。
学習補助アプリのダウンロード
計算問題でわからないものが出た場合には次のアプリのいずれかをダウンロードする。
- Photomath
- QUANDA
カメラでかざすと解法が出てきます。こちらで調べ学習代わりにスマホを利用するイメージとなります。
さらに文章問題や込み入ったわかりにくい問題があれば知恵袋や勉強アカウントにDMを送ってみます。
必ず解答がつくかわかりませんが、急ぎの場合はなるべく早めに質問してみることです。
ただ、確実かつ内申点を上げる方法として良いのは「学校の先生に質問する」ことです。
テスト前などに聞くと良いでしょう。
そして聞くときも「ここがわかりません」では内申点アップとはなりません。漠然とわかりませんと伝えるだけでは「本当に自分で理解しながら進めたのか?投げやりになってないか?そもそも考えてないのではないか?」と疑われます。
なので聞くときは1問ずつ、かつ具体的に聞くようにします。
例としては、「この文章問題の2行目まで理解できて、文字式をこんなふうに作りました。あとはどれをどう組み合わせて方程式にして解けばいいのか考え方がわかりません。」とこのような聞き方をします。
ポイントを分けると、
- どこがわからないか
- どこまでできたか
- 次はどうすればいいと自分では思うか?
この段階で質問の内容を決めておくと良いです。知恵袋でもただ写真や画像を貼って「わかりません!」とだけではあまり自分の学習にならないことがあります。
数学の話だけではなく、国語力の問題でもあります。
なので具体的な深い質問ができるように練習してみてください。それが思考力や多面的なものの見方の特訓になりますし、その成長が垣間見えれば先生も内申点をあげてくれます。
問題を解く用のノートやバインダー
そこまでするの?と聞かれるかもしれませんが、一応こちらもお勧めしておきます。
私が勉強でお勧めしたいのは、
- A4用紙
- 2穴バインダー
- 2穴パンチ
理由としては、テスト環境を再現するためです。
学校や入試で配られるテスト用紙の形式はA4かA3です。なのでその用紙の範囲内で計算問題をとき、且つ限られたスペースで書いていく必要があります。
なのでA4とA3に対応できるバインダーをお勧めしています。
A4用紙は安くあります。
2穴バインダーはこちら
A4とB5(ルーズリーフサイズ)がセットになったのがコクヨのこちらです。授業ノートや他のルーズリーフと一緒に管理したい場合はこちらがお勧めです。
私はくすみカラーが可愛いこちらを愛用しています。インデックスシールと併用するととても便利です。
またリフィルを購入するとA4サイズの用紙も穴を開けずにそちらにファイリングしてストックできるのでお勧めです。
2穴パンチはこちらがお勧めです。
安くて評価が高いものをチョイスしています。そんなに多い枚数を一気に開ける必はないので、こちらをお勧めします。カール文具であれば事務用品大手なので安心かと思います。
100均のものは壊れやすいとも聞いたことがあるので長く使うものなのでこちらをお勧めします。
3.オンラインの塾や家庭教師の無料体験を片っ端から利用する
あとはほとんどのオンライン塾や家庭教師が無料体験を実施しています。
学習アプリでも同様で、30日間は無料で使い放題というのもあるので片っ端から自分に合うものを見つけるために利用してみましょう。
こちらはいわばハイブリッド型のオンライン学習塾です。というのも各地域に塾も構えているので地域性にフィットした学びが提供できます。もちろん無料体験もあります。
【そら塾】
そしてこちらは2ヶ月間月謝無料+入会金無料です。

またこちらも無料体験がついていますが、内容として面白いのが頑張った成果ポイント付与のサービスがあり、獲得ポイントに対して景品がもらえます。Switchなどもあるので期待大です。
こちらは無料の資料請求のみですが、業界最大手さんです。

他にも無料体験のできるオンライン学習はこちらにまとめていますので参考にしてみてください。
オンライン家庭教師を選ぶときのワンポイント
仮に有料のものを利用することになる場合は、数日は空けると良いです。その学習サービスがある方が便利で、どのように学習での不便さが解消されているかを自分で確かめるためにです。
また無料体験時の先生がよかった場合は運営の方に念をおして「どのような先生でカリキュラムをどう組んでくれるか」伝えておくとスムーズです。
カリキュラムは安いところほどみんな統一したものを使います。個別対応してもらう場合のオンライン家庭教師など選択する場合には「部活動・平日や休日の勉強に充てられる時間・目標・診断テストの有無・毎回の宿題の有無」を確認しておくと良いでしょう。
あとはお財布事情として、継続的なコストがかかるのでその辺りも考慮しておくと良いでしょう。
おそらく結果が出るまでには半年から1年は最低でもかかる見込みなので、せっかちである場合は「どのくらいの量をこなして理解できれば、どのくらいの期間で成果が出るでしょうか?」と聞くと良いです。
ただ地域性が出ますので、過去の学校のテスト問題、あるいは県立入試など入試問題はストックして送る必要があります。
仮にお子さんの学校が応用問題を多く出す学校で、お子さんの学力が基礎力も曖昧な場合は勉強の量と質を最初にしっかりと計画立てておく必要があります。
まとめ:工夫次第で勉強コストは無料や低価格に抑えられる
塾や家庭教師を利用せずに学習の量と質を確保することは可能です。
自律学習を進めていくためにはこれらの流れにそって、自分の学び環境やツールを自分に合わせて選択していく必要が出てきます。
工夫次第で学習や勉強のコストは下げることができます。
継続利用が終わったら単発利用のみの家庭教師に切り替えて学習を進めてみると良いでしょう。
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