成績が上がらないダメな勉強方法を6選紹介 量より質、もっというなら質と量

勉強、効率化、成績アップ・・・と検索する学生さんは多いと思います。

SNSの勉強関係のアカウントでも効率良い勉強方法!などとありますので。

けれどもこれをやると成績が上がらない・無駄骨となる勉強方法もあります。

親御さんでも焦ってやってしまうパターンがあるのでそちらを紹介していきますね。

①日々の勉強の成果を時間だけにする

今の学校でもこの風習があります。例えば夏休みの学習計画を立てる、というのもフォーマット用紙を配られて書く学校ありますが、勉強の成果として確認する術が休み明けのテストしかありません。

となると、努力の量をどこで見るかというと毎日の勉強時間です。

実際そこだけに注視している学校は複数あります。

また自身の勉強についてもこちらは言えることです。今日は5時間もやったぞ!と言っても勉強の中身が教科書をなんとなくざっと読んだ。程度ではタブーですね。

熟読して、そしてその知識を定着できているか自分で確認する必要があります。なのでここでは量よりも質、そして質が安定してきたら徐々に勉強時間を上げる。量×質を意識すると良いです。

解決策:具体的ゴールは時間制約を設ける

こちらの解決策はですね、逆に時間制限を設けるのです。

例えば、

  • 「45分以内にこのページの内容、10項目を全て覚える」
  • 「1時間以内にこの応用問題を理解して何も見ずに解けるようになる」

という日々の目標を設定します。そしてこの時に設ける質的なゴールも自分ができるかも、できないかも!?と思う50%達成可能性のものを用意すると一番やる気が出ます。

ゲーム感覚ですが、あまりに高い目標を設定すると「結局できなかった、報われない努力は不毛だ・・・」なんてしょげてしまって、結局学習スピードが落ちてしまうので要注意です。

ここでおすすめしたいものはアナログのタイマーです。

こちらは小学校低学年向けのタイマーです。時間がわからない・覚えたてでも「この色がついたところがなくなるまでやってみようか!」というと制限が視覚的に認知できるので良いと思います。「まだやらないとだめ?」「あとどれくらい!?」と何度も聞かれることもなくなるでしょう。

またこちらのタイマーは私も愛用していますが、かなり良いです。たった4回のベル音が鳴るのみなのでスヌーズ機能はありません。軸を捻るだけでOK

1時間までのタイマーですが、人間の集中力を考えるとそのくらいがちょうど良いです。勉強と休憩をこちらで設定していつも使っています。シンプルなデザインも気に入ってます。

ただ、視覚的に進み方が時計と逆方向なので小学校高学年以上での使用をおすすめします

こちらは少々お値段張りますが、万能でかつシンプルなデザインです。

高校生以上を対象に考えると良いですね。1440分まで設定ができます。先ほどのものは60分までなのですが、大学入試の共通一次試験は70分以上のものをいくつか存在します。二次試験ではもっと時間を要することもありますね。

また大人の資格試験でも1時間できっかり終わるものばかりではありません。

また文字盤などもないので、余計な情報をマルチタスクで無意識に処理しなくてOKなのでそこも強みですね。

スマホのタイマーではダメかな?

おすすめはあまりできません。

スマホだと多機能である分、ショートカットですぐに呼び出さないと画面を移動して探すことになります。また不意にスマホを開けてメッセージなりSNSの通知がきたりしたらきっと開いてそっちを見てしまうでしょう。

あ、メッセージだ、そういえばSNSちょっとみよう、あ、これ面白そう・・・知らぬまに動画まで見ている。

スマホ中毒な現代人なのでなるべくここは単機能のアナログの力を借りた方が良いと思います。

②複数個の参考書や問題集に着手する

学生さんよりも親御さんがやってしまいがちなパターンです。焦る気持ちもわかりますが、絶対にお勧めしません。同時進行はマルチタスクになるので、どちらを進めようかな?と悩む時点でそれに脳力を使ってしまっています。

なのでじっくり待つ姿勢が重要となります。例えば全く数学ができない、できたことがあまりない中学生2年生のお子さんがいたとしましょう。

平均20~30点の場合は、1年後に頑張ってやっと40~50点になるというのがリアルな数字です。半年で80点以上!というのはかなり厳しいものです。小学校の内容が危うい場合が多いので、その場合は巻き返すための学習+日々の授業へ追いつくという二つの課題を抱えながら進めるのでかなり生徒さんも大変なのです。

必ず問題集を買うときはなんとなくではなく吟味してから購入するようにしましょう。

  • どの程度の量なら心折れずに達成できるか?
  • どの程度のレベルなら良いか?
  • レイアウトはどんな感じなら疲れないか?
  • 学校や入試フィットな内容になっているか?

全てじっくり検討します。

なかなか検討が難しい場合はこちらにオンライン家庭教師など紹介があるので参考にしてみてください。

そして継続的に学習機会を設けて上げることが金銭的に難しい。という場合には次の二つのサービスが単発利用OKなのでちょっと相談してみると良いです。

プロを指名出来るオンライン家庭教師

もちろん学力診断チェックのテストがある先生を選ぶのが良いでしょう。

③なんとなくのブランド価値で進学先を決めている

悪いことではありません。ほとんどの方がそうでしょう。

特にお子さんが決めるには日々のことに追われて、なかなか自分の将来について考える十分な時間がないことがほとんどです。ただ、とても大事なことですよね。実際に成績は下がること覚悟の上で夢ノートなるもの、進路先や将来の夢などを深く考えアウトプットする時間を設けた学校がありましたが、全体のかなりの割合の生徒が成績がアップしたそうです。

私も教育に携わっているので、ここはとても賛同できます。

ブランド価値で決めてしまうリスクとしては、代替可能な学校が現れると流されやすくなる。ということです。

例えばですが、「偏差値60の〇〇大学に決めたけど、周りの評価が高いのは△大学だからなんかかっこいいしそっちにしようかな」という様子で、さらに入試科目が少ないとそっちに流れる可能性が出てきます。

楽な方に流れるのは本能的に避けにくいのですが、後悔が必ず残るのでしっかりと自分が求めるものを探してみましょう。

https://manabi.benesse.ne.jp/

④インプットのみに偏った勉強

インプットに偏った勉強方法はお勧めしません。下記の勉強項目のみを進めている場合は必ず勉強方法を検討し直してみてください。

  • 教科書を読むこと
  • 英単語などの暗記
  • 書取り
  • 音読

必ず疑問を持たないと伸びない勉強のやり方になってしまっています。

記憶に定着しやすいのはインプット対アウトプットが3:7の時です。

こちらも参考に読んでみてください。

Amazon Audibleなら無料で聴きながら情報を得られます。

⑤友達と勉強する

かなり意志の強い仲間でないと、お互いに足を引っ張り合います。

雑談をして終わってしまうことがほとんどなので、もしどうしても仲間がいないと孤独で進められない!という場合は、

  • この時間に終わらせるページ
  • この時間に必ず達成すべき目標

の二つを宣言してから始めるようにしましょう。

全体の何%できたか誰かに報告することまでセットにしておくと緊張感が出てくるでしょう。

⑥継続しない

三日坊主という言葉がありますが、本当に忘れてしまいます。

1日経つごとに7割のことを忘れていってしまうので毎日昨日やったことの復習が必要なのです。

私自身、過集中状態を何度か経験していますがそれでも最低1週間です。

最低1週間は学習を継続するようにしましょう。まずはそこからです。また継続しやすいようにハードルを下げておく必要はあります。

継続しやすいけれども50%でできるような質の良い課題を継続すること、具体的な目標を設定しておくことが重要です。

質と量が大事なのです

いかがでしたか?報われない努力は不毛・・・の原因を作っている勉強の方法はありましたか?

思うような成果が出なくても、実は生きる力として重要な意味のある努力も存在します。

ちょっと無駄に見えるようなことも実は価値があったりします。けれどもそこは数値化や点数で現れにくい部分です。

ダラダラ勉強やながら勉強をしてしまっていることこそ不毛で無駄な時間を使ってしまっていますので、ご注意を。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です