こんにちは、ヌンタコブログのヌンタコです。
また夏休みの宿題の時期がやってきました。
作文の宿題が出ているお子さんも多いと思います。
「どうやって書けば良いの?」と悩んでしまいがちですが、大丈夫です。
起承転結にこだわらなくても、最初と最後を決めておけば不思議と文章を作ることは可能です。
作文の宿題を早く終わらすには何を伝えればよいかわかっていればいい
それぞれの作文で求められているものは?
夏休みの宿題で作文が出ている場合はお題が何であるかで書く内容と方向性が変わっていきます。
読書感想文→本を読んだ感想、けれども本を選ぶ段階から採点が始まっている。道徳、哲学、戦争、その他社会問題関係や政治関係の小説や児童本を対象に選ぶ
人権作文→道徳的な観点と政治的な観点が求められる
税金の作文→税金には色々あるので一つの税に絞って展開する
具体的に何を書けばよいか?
ポイントは以下の通りです。
- 簡単な背景や内容
- 自分の考え
- 改善点や自分ならどうするか?という視点
- ストーリーの中で問題であることを取り上げる
このような感じです。
これらの流れは以下でお伝えします。
文章の構成力
先ほどの内容をまとめると、
①簡単な背景や内容
読書感想文であれば出だしは「私は〜を読みました。」でもよいですし、「この本の主人公は〜で」という書き出しでもよいです。
また評論や人権作文の場合は「最近ニュースでよく耳にすることは、〜の問題である。」と書き始めてもよいでしょう。
作文用紙の量的にはこの内容としては200字前後でまとめられると良いかと思います。
というのも、200字は作文用紙の最初の半分なので、漫画でいうあらすじなんですね。
このあらすじで読んでいる人の準備ができるということです。
「なるほど、こういう内容のものを見聞きしたんだね。」という意識で読み進めていきます。
②そのストーリーやニュースで問題になっていることの取り上げ
問題の取り上げ方はおおよそ2、3点がまとまりが良いです。というのも、ここでの内容は結論に向かう肉付けの内容の部分です。そのため、具体性のあるストーリーを入れていく必要があります。
読書感想文の場合、おすすめの著書は「西の魔女が死んだ」です。
これを例に挙げるとあらすじが、
「学校での人間関係で心が疲れてしまった主人公は、心の療養期間として田舎の祖母の家にホームステイする。祖母の家事を手伝いながら自然と触れることで、徐々に傷ついた心が癒えていく。しかし近所の人との関わり方を通じて自分とは価値観や考え方の違う他者との関わり方に悩むこと出来事もあった。田舎での祖母との生活を通して学校での出来事を俯瞰してみた。」
あらすじの締めくくり方は次の肉付けの部分「問題提起」でどのような出来事を取り上げるかで変わります。出来事を俯瞰してみたと今回は締め括ったので、
- 自分がいじめ受けたきっかけについて俯瞰
- 狭いコミュニティの中で自分が他者からどう映るか、どこに属すか俯瞰
この二つを問題として肉付けし、自分の考えを述べていきます。ここでは「こう思う」という内容だけで構いません。
③改善点と自分なりの納得解
②の自分の着眼点となった問題に対して解決案や改善を自分なりの言葉で表現していきます。
ただ、今回のような道徳的、倫理観のエッセンスが多い内容は改善などここに記してもその通りにはできないことが大半だと思います。なので「勇気があれば〜こうしたい」といった、本当はこうあってほしい願望も込めた自分なりのできることを書いてもよいです。
特に正解はありません。
④まとめ
①で読書感想文の場合はなぜその本を選んだのか?という視点を書いてみてもよいですね。それについてはこのまとめで伝えても構いません。まとめでは全体を通した感想を記すとよいです。
まとめでは次回に向けた意気込みなども入れることができます。
今回の著書の場合は「もし自分が主人公と同じ立場に置かれた時、〜すると思う」あるいは、「〜できるだろうか?」と自問自答してもOK
道徳、倫理に関することは望ましいという内容はあっても正解はないので、自分の素直な意見を書くとよいです。「絶対こうします!」というのは書かなくていいです。
政治家のマニフェストではないので
文章力に必要な語彙力
語彙力は一朝一夕で培われるものではないので、今回はあまり意識しなくても構いません。語彙力を培うには親御さんとの会話が肝になってきます。
ちょっと気分が沈むお話ですが、こちらの教育格差の著書でも触れられています。
家庭での会話の内容で子供の語彙力がほぼ決まってくるというのはフィンランドの教育でも指摘されている内容です。
そのため、お子さんに語彙力をつけてほしい場合は自分自身が発信力を持つ必要があります。
じゃあ手軽にそれをするにはどうすればよいか?
- ニュースなどでみた言葉をアウトプットする
- 必ず意味がわかった状態で使っていく、子供に聞かれたら答えられるように
これを日常会話で取り入れていくことで語彙力はアップしていきます。
また、「読書をする時間がない!両手も目も常に何かをして使っている!空いてない!」
という方には耳で聞く読書、ながら読書がおすすめです。ぜひお試し利用してみてください。
耳で聞いて語彙力アップ文章力に必要な経験値
夏休みの宿題で出される作文課題では自分の感情抜きには表現できません。
なのでここで言う経験値というのは情緒に関することです。
学校の勉強や宿題をするというのは生きた学びにつながる経験ではありません。なるべく自然や人との触れ合い、教科外の学習や家族との触れ合い、思い出という経験も重要となります。
その経験量と経験の質の掛け算で、奥行きのある作文が生まれます。
文章力をあげたい場合はどうすれば良いか?
そして文章力というのは昨今かなり重要視されています。当たり前ですが、会社に属す場合も起業する場合もメールでのやり取りは必須です。簡潔に意図を伝えるには文章力は必須スキルと言えます。
またコロナ禍においてこのスキルの重要性はますます上がったと言えます。
もっと言ってしまえば、どんなに勉強ができても仕事ができない大人になる可能性も十二分にあり得るのです。脅すようですみません。
学校の成績以上に重要な能力なのでちょっと伝えました。文章の意味が伝わらないと読む側の手も煩わせてしまいますし、自分がその文章で質問をしていた場合は欲しい回答が返ってこないこともあり得ます。
ビジネスメールには感情は省いたものが理想なので、作文とは異なりますが、それでもどちらも文章力が必要であることは間違いありません。

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なので夏休みだけに限らず、継続的に文章をアウトプットする習慣は重要であると思います。未来に向けて生きる力を育みたい、生涯で役に立てるスキルを身につけたいならぜひ。
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