こんにちは、ヌンタコブログのヌンタコです。
学習塾や家庭教師を始める時期としてよくあるのは、春の入学シーズン、夏休み終わり、そして冬季講習などがある時期です。通年で教育関係の場所は生徒さんが増えやすい時期があります。
そして一番迷うのは自分の子供がどのような学習スタイルが合うかという問題です。
今回はお子さんのタイプに応じて塾、家庭教師、通信教材、学習アプリのどれが良いか確認していきましょう。
小学校低学年の場合は食感や身体活動がある、実態の伴うものが良い
まずお子さんが小学校の低学年である場合は塾あるいは、家で進めるようなアナログの通信教材が選択肢として挙げられます。
消去法に近いのですが、低学年は集中力が長くは続きませんので、よくて15分ほどが限界です。オンラインの家庭教師などはお勧めしません。デジタルの画面のやりとりでは集中が続きにくいからです。また発達の段階としては触感や身体活動を経験することが頭に良い影響を与える時期なので、実態の伴わないものを進めても効果が薄いことが多いです。
そのため、塾や紙に書くような教材がおすすめです。
小学校高学年の場合:集中力があるかどうか?他の習い事との並行
高学年になると落ち着きが出てきますので、ここからはオンライン家庭教師や学習アプリなども視野に入れることができます。
けれども個人差があるので、実感があまりないデジタル教材に対してなんとなくで進めている印象が多い場合や、インプットに偏った内容である場合はおすすめできません。
また他の習い事、スポーツクラブやピアノなどを継続している場合は時間的に忙しく選択の範囲が限られますね。
時間の余白があまりない場合では学習アプリを取り入れることも可能です。自分の好きな時間・空いている時間に課題を進めることができます。
けれどもデメリットとしては勉強嫌いなお子さんだとある程度のルールを決めておかないと、サボってしまったり、なんとなくで動画教材を流し見することもあるので自律学習のスタイルがまだ取れていない場合は家庭教師や、塾という選択肢となります。

中高生の場合:自分がどのようなタイプであるか?そしてスケジュールの余白はあるか?
中高生の場合はこちらのタイプ診断をまずやってみることをお勧めします。
https://promo.kadokawa.co.jp/9types/biz9type/
できれば90問の精密診断をおすすめします。
性格とスケジュール余白を意識して最適な学習スタイルを見つけていきましょう。
集団の中で力を発揮したり、相対的な自分のポジションが気になる子の場合
例えばこちらの診断で競争が好きなタイプ、あるいは周りの誰かや集団の影響を受けやすい生徒さんですと部屋で1人でもくもくやるよりも塾などの集団学習の方法をとった方が伸びやすい傾向にあります。
また楽天家タイプも多少子の傾向にあります。
人に刺激を受けたり、集団の中での相対的な自分の立ち位置を気にする場合、そしてそれが極端なストレスになっていない場合は塾に属す、集団学習の形が向いています。
ただ昨今はGIGAスクール構想の影響もあり、個別最適な学びを重視しているので個別指導塾が流行っていますね。
内容としては今まで学校の授業のインプットスタイルを取り入れた集団学習スタイルであったことに対して、個別学習塾では個々の学習進度に合わせて継続していきます。
形態としては課題を解く→わからない→先生に聞きに行くという流れで、全体授業というのがありません。また最近では個別最適の学びということからTERRACEさんなどの学習教材アプリを導入している塾も増えています。
このような個別学習塾では相対的な自分の立ち位置は見えにくいので、学習スタイルが上記のタイプの子に合っているかは微妙ですね。ただ、学ぶことは競争ではありません。けれども本人の気持ちが上向く方法を取った方が継続しやすく、また成果を出しやすいとも言えます。
自分でじっくり考えたい、追求したい、あるいは自律学習ができている場合
このようなタイプの生徒さんの場合はスタディサプリなどの通信教材、そしてレベルを少し下げるのであればすららもおすすめです。

自分の学習進度に応じて問題を選択できますのでおすすめです。またどの程度自分が学習を進めてきたか積み上げがグラフやロジックで積み上げられているので内省をよくするお子さんの場合はこちらの方がおすすめです。
内省についてどういったものか軽く触れておくと「自己との対話をしているかどうか」というところとなります。社会に出てから自分軸を探す方も多いですが、中学生ぐらいからすでに社会と自分に目を向けて自分なりの問いを立てていく子もいます。
もっと言い方を変えるならば、メタ認知力がある生徒さん、そして自分はこう思うという意見を論拠して言える生徒さんであると内省ができている状態と捉えることができます。
上記の診断のタイプでは研究家タイプがこれに当てはまります。また完璧主義タイプもこちらの方法をとって問題ないでしょう。芸術家タイプについてはとてもグレーです。
できている人、そうでない人と別れます・・・。

タイプ診断ごとのおすすめ学習スタイル
- 献身家
- 堅実家
- 統率者
- 調停者
- 楽天家
このタイプは集団学習スタイルが向いています。あるいは相対的に人と自分を比べる機会が多い、自分以外の他者と同じ方向性を向いている場合に発揮します。堅実家の場合は近くに良いモデルケースがあれば模倣できます。それで安心感を得る安定志向タイプとも言えるのでそういった方を近くにおくと良いです。
- 完璧主義者
- 研究者
このタイプは自分のスタイルで維持継続できるタイプと言えます。自律学習ができている生徒さんはこのタイプが多い印象でした。完璧主義者のタイプについては集団学習でも問題ないのですが、同じグループにできない子がいると「なんで?」とストレスになったりします。
それこそこちらから見ると「関係なくない?」と思いがちですが、自分と同じ時間や手法をかけているのにできないのは気合が足りないのではないか?という意味での「なんで?」という思考になったりします。ストイックでプロフェッショナルなのです。そのためちょっと仕事などの面においては自尊心が折れてしまうと鬱になる傾向もややあります。
そういった理由から個別学習のスタイルが取れる学習教材アプリや通信教材をおすすめしています。回数は少なくて良いのでオンライン家庭教師などでマネジメントしてもらうと自信が持てたりします。生徒さんに対して柔軟に対応できる先生を選ぶことをおすすめしています。

また研究者タイプは上記の通りです。
正直なところ完璧主義者は集団学習タイプの塾でも良いのですが、例えばお受験特化の塾などで情緒発達が未熟な状態でそこにい続けると偏見を持ったりしていまうこともあります。「勉強できないやつは価値なし」という極端な価値基準を形成してしまう恐れもあります。親御さんや周囲の意識も影響しますので、なるべく心のゆとりをもたせた方が良いです。
そして芸術家タイプについてですが・・・私もそうなのでお伝えしておくと正直集団学習と個別最適な学習はどちらも経験させてから選ぶと良いです。独特の価値観やこだわりがあったり、気が向くときと気が向かない時の変化が激しかったりするのです。
なので個人的に良いと思う方法は併用活用することです。
中高生は自分の感情をコントロールするのが難しい多感な時期ですが、かなり心境の変化が激しいタイプであると思います。そのため学習に対しても成績が乱高下することはよくあると思います。
なのでオンライン家庭教師を学習管理マネージャー、その他の塾あるいは通信教材、学校の宿題などを継続するスタンスです。通常の家庭教師でも構いませんが、家に毎回来られるのがちょっと億劫である場合、そして部活動などで時間に制約がある場合はオンライン家庭教師をオンライン秘書がわりに利用するのが良いかと思います。
学習スタイルの最適化まとめ
- 小学校低学年→塾やアナログの通信教材
- 小学校高学年→自律学習ができるならオンライン家庭教師やデジタルの通信教材や学習アプリ、そうでない場合で活発なお子さんなら塾など対面形式
- 中高生→タイプ診断と学習時間の余白により最適化
中高生の場合で塾など集団や対面形式がおすすめと出た場合でも、時間的な制限があり難しいこともあると思います。
その場合はオンライン家庭教師やデジタルの学習教材を使うにしても場所ややり方を選択するようにすると良いです。例えば学習する場所はリビングにする、また休日や放課後は図書館。そして自習友達を作り、自分の部屋で勉強するときは今時のやり方としてLINE通話を繋いだ状態のままで勉強するなどです。
やり方は色々とありますので参考にしてみて下さい。