耳で情報を入れよう

フィンランド式教育法で地頭の良さを身につける3つのポイント 連想力・日常会話での学び・メタ認知

地頭の良さ
地頭の良さ

こんにちは、ヌンタコブログのヌンタコです。

フィンランドはOECDの調べて数学、読解、科学的リテラシーの上位3位まで全て入っている。というのは聞いたことがあると思います。でも最新データ2015年分ではシンガポールが全1位を獲得しています。

日本は科学リテラシーが5位で、読解力に関しては15位という結果です。

このデータはさておき、フィンランド式の教育方法は現在注目されている「生きる力」や社会人基礎力を育成するのに通ずる経験が多く含まれているのでご紹介していきましょう。

地頭の良さを身につける:連想力 フィンランドのアヤトゥス・カルタ

アヤトゥス・カルタは要はマインドマップです。マインドマップは私も書いたことがありますが、大きなキャンバスの中心にテーマを書き、その周りに関連情報を枝をつけて書いていきます。

フィンランド式教育法ではこのマインドマップを巧みに使うことで記憶の定着と連想力を身につけていることがわかりました。

例えばマインドマップでは中心に「赤いもの」とテーマを書くとその周りにそこから連想されるものを書いていきます。「りんご」「消防車」「血の色」などなど・・・さらにそこから「りんご」のところから関連情報を枝分かれ式に書いていきます。「甘い」「丸い」「果物」「日本だと、青森」などなど。

枝の末端まで深く考えることで連想力と情報の引き出しを増やしていきます関連性がある事柄が並ぶので記憶を連鎖的に引き出しやすくなります。

さらにこれは思考と感情の図とも言われているように、情報や考えを書くのにプラスして感情を書き連ねることが多々あります。長期記憶に残したいものがある場合はその事柄に感情をのせると記憶にとどまりやすいのです。

そしてこの作業には落ち着いた環境とゆったり流れる時間の二つが必要であると言われています。

歴史の授業をするときなどは特にこのマインドマップを利用するそうです。

地頭の良さを身につける:自然と共存、日常会話での学び

まず初めに、フィンランドでは自然と共存したコンパクトシティです。常に生活の中に自然を意識しています。そのため、生きる力を育成されるということにおいては、自然の恩恵を受けて生活しているということを決して忘れません。

森に入れば鳥の声や虫の生活の様子を垣間見ることもあります。また木々の植生の様子からも会話は探究的です。そのため、常に考え続ける癖をつけさせる。知識バカにさせないというスタンスなのです。

特に考える力というのは思考力と知識の相乗効果によってもたらされるものです。生活の中での小さな会話から連想して考え、結論を導くという活動を取り入れています。

そしてここまでの内容でも分かるとおり親の語彙量は子供に大きく影響します。
また、フィンランドでは親が理解できないものを子供がやるはずがないという意識です。

確かに私もこれは大きく頷けます。

保護者

子供が勉強しないのでどうすればいいか?

と聞かれることはありますが、回答としては

ヌンタコ

自身が学習態度を見せるか、一緒に考えることが重要

と伝えます。自立学習を促したい場合は自分も子供とは異なる学習を同じ空間で進めることで可能です。

また、兄弟がいる場合は1番上の子は特に習慣化させておくと次の子からは兄や姉を見て育つので自主学習の習慣がつきやすい傾向です。

地頭の良さを身につける:メタ認知力を上げる


服の試着でも子供がAが良いというのに対して、親がBが似合うと伝えてどちらもきてもらう。その上で判断する。そうすることでメタ認知力を上げている。

重要なのは子供にどちらも体験させた上で子供に判断してもらうということです。そしてそういった行動は14歳までは特に意識して続けます。なぜならば大人になった時に評価される忍耐力や几帳面さは11〜14歳までの間に形成されるからです。

その期間で必ず身に付けさせるようにします。

フィンランド式教育法のまとめ

フィンランドでは学校外の生活も全て学びと捉えて子供と接しているようです。この著書の出版から年数が経っているのでPISAのデータは最新のものとは離れています。
けれども地頭を鍛えるために必要な活動は詰まっていますね。

さらに補足情報ですが、子供も使う携帯電話での悪質なサイトをどう扱うか?という内容もありました。これについてはフィンランド政府がそういったサイトをカットし、見せないようにしているそうです。また悪質なサイトがどうしても目に触れる機会がある場合は公教育の内容にその教育的指導を取り入れる。ということです。

この教育的指導に取り入れるというのができるのは、コンパクトシティ化が進んでいる≒公費で地方教育団体に委譲されている部分の自由度が高いことも教育レベルが高いこととして頷けます。

そして、子供の成長において私も強く意識していることは論理的思考と情緒のバランスです。

ヌンタコ

人間味のない、奥行きのない大人にはさせたくないな・・・

という思いで教育に携わっています。

そのため、こうした地頭を鍛える、非認知能力や自己肯定感、総じて生きる力を育成する活動は重要であると考えています。

特に20から25歳は大人へのシフトする期間なので情緒不安定になりやすい、ということも本書で指摘されています。自分のその頃の経験を思い返しても周りの子の様子を伺ってもこれはとても共感できる内容です。この時期にカルトやネットワークビジネスに片足突っ込みやすいことは周りを見ていても多々ありました。この感情と論理のバランスは1:1である必要がある。とも指摘しています。

こうした人間力を土台とした上に認知能力(ペーパーテストで測ることのできるもの、数学なども)の伸び代が決まるとも言えます。

成績向上に熱心であってもこの生きる力は生きる上で避けては通れないものなのですね。